楓『多分僕入学式の日から
美桜ちゃんの事気になってた
そしていつの間にか好きになってたよ』



キャーーーーー

周りの声が遠くに聞こえる



楓『僕、恋なんてした事無くて
何も分からなくてテンパってた
今もまだ何していいか分からないけど
とにかく美桜ちゃんの事が大好き
だからさ、目を逸らさないで
ねえ、こっちを見て』


いつの間にか下を向いていた
自分の顔が勝手に上を向く


頬を涙が伝う


周りの視線が一気に私を向く
皆が私の返事を待ってる
楓くんが私の返事を待ってる