こっちを見て

部屋に戻っても
なかなか眠れなかった



ずっと頭の中が
美桜ちゃんのさっきの言葉に
支配されていた



美桜ちゃんは蓮が好き
確かに蓮はかっこいいし優しいから
僕に勝ち目なんて無いかもしれない



でも、だからって
諦めたくない




どうしよう
どうしたらいいんだろう




そんなふうにずっと
考えているといつの間にか
僕は眠りについていた