白陽に照らされた小部屋
優しきあなたの微笑みにまもられながら
子供らは紡ぎ出す
ましろき夢の欠片を

懐かしい木漏れ日の記憶
テレビから流れる 生活音
みんなの笑顔が咲く
今日も日常は穏やかで

「いくぞー!」

元気な祖母の声
軽快に玄関を出て

今となっては懐かしく朧気な祖母の記憶
一生懸命歩いてきたあなたのその路を辿りゆく

物語はまた新しく始まる

風花はまた新しく夢をみる


今度こそ覚めない永遠の幸せを


もう明けはしないのだから