花弁踊る花祭りの夜

吟遊詩人の紡ぐ春誘う物語

香草で味つけした肉のいい香り

花弁でつつんだあまい蜜だんご

みずみずしい果実をしぼった果実水


想いを編んだ花冠

恥じらう頬は薔薇色の乙女たち

ひそひそ交わすは恋話とおまじない


月灯り照らす白銀の青年

夢物語のように美しい少女に淡い想い揺らめいて


花祭りの夜に綴る物語は泡沫の一夜