永遠を信じた月

永遠を呪った少女


蒼白の回廊照らすは白亜の三日月
柩に眠るのは、少女によく似た誰か
あんなに大切だったのに
霞がかった笑顔
遠ざかって
失われていく


永遠を信じたのは月だった

命の儚さを夢だと信じ込みたくて


永遠を呪ったのは少女だった

これは罪なのか



夢幻に

永遠に

続いてゆく悪夢