二次元に恋するアラサー女子、ついに夢主になるっ!これは夢ですか、現実ですか?!

じたばたと調子に乗ってはしゃいでいたら、石に躓いてよろけた。
あ、と思った瞬間に私の体はアズールによって受け止められる。

「あっぶな……。本当に、困ったお姫様だな」

呟いたかと思うと、そのままぎゅううっと抱きしめられた。

え、何これ、夢?
どういうこと?

「……頑張ったご褒美だ」

耳元で囁かれ、その低くて甘味のある声に胸がぎゅううっと締めつけられる。

「巻き込んで悪かった」

アズールは私から体を離すと、私のネックレスを手に取る。ペンダント部分の宝石は大きく欠けて、小さな欠片だけが残ったままだ。

「これ、渡しておいて正解だったな」

「あ、そうだった。山賊みたいな男に襲われたんだけど、この宝石とジャンクのお母様が助けてくれたの」

「そうか、よかった。だがもう無茶な真似はやめてくれ。心臓に悪い」

「ごめんなさい」

素直に謝ると、アズールは目を細めた。
そしてじっと見つめてくる。