「ナコもずいぶんジャンクと親しくしているようだが、好きになったのか?」
アズールの言葉に、私はキョトンとした。
いやいや、本当にアズールったら乙女心わかってないよ。
「まさか?私の推しはアズールだって言ったでしょう?」
一瞬ジャンクに流されそうになったときもあったような気がするけど。
いやいや、これは私だけの秘密だ。
「……そうだったな。ナコ、俺と手を組まないか?」
「どういうこと?」
「俺はジャンクと王を疑っている。」
「疑う?」
「ジャンクはシャルロットと結婚して地位や権力を手に入れたがっている。そして王は結婚を反対しているが、反対する理由が庶民はダメの一点張りだ。一見最もらしく聞こえるが、図書館を庶民に開放したのは今の王だ。虐げられていた魔女を受け入れたのも王だ。王政を庶民にも歓迎する考えの人が、シャルロットとの結婚を庶民だからという理由だけで反対するとは思えない。何か隠しているようだ」
「なぜ?」
「理由はわからない。俺は今それをさぐっているところだ」
「何かわかったことはあるの?」
「庶民から書士になったのはジャンクが初めてだ。もちろん優秀だったのもあるが、王の推薦もあったみたいだ。それなのに結婚は大反対。どうも腑に落ちない」
ウィズラブにそんな詳しい表記はなかったので、私は興味深くアズールの話を聞く。私の知らない世界があるのか、それとも未来が変わってきているのか。
アズールの言葉に、私はキョトンとした。
いやいや、本当にアズールったら乙女心わかってないよ。
「まさか?私の推しはアズールだって言ったでしょう?」
一瞬ジャンクに流されそうになったときもあったような気がするけど。
いやいや、これは私だけの秘密だ。
「……そうだったな。ナコ、俺と手を組まないか?」
「どういうこと?」
「俺はジャンクと王を疑っている。」
「疑う?」
「ジャンクはシャルロットと結婚して地位や権力を手に入れたがっている。そして王は結婚を反対しているが、反対する理由が庶民はダメの一点張りだ。一見最もらしく聞こえるが、図書館を庶民に開放したのは今の王だ。虐げられていた魔女を受け入れたのも王だ。王政を庶民にも歓迎する考えの人が、シャルロットとの結婚を庶民だからという理由だけで反対するとは思えない。何か隠しているようだ」
「なぜ?」
「理由はわからない。俺は今それをさぐっているところだ」
「何かわかったことはあるの?」
「庶民から書士になったのはジャンクが初めてだ。もちろん優秀だったのもあるが、王の推薦もあったみたいだ。それなのに結婚は大反対。どうも腑に落ちない」
ウィズラブにそんな詳しい表記はなかったので、私は興味深くアズールの話を聞く。私の知らない世界があるのか、それとも未来が変わってきているのか。



