この曇り空は私と似ていた

めんどくさがりでいいところが何もない私とは正反対すぎる。

その上繊細すぎてそんな美華吏の前で私の本音を言うなんて余計に辛くなる。

やっぱり……。

何度私が自殺しようとしたって彼はまた私の腕を掴んで助けようとする。私がしようとした行動は無駄なんだって。

そう確信したはずなのに私はまた、自殺しようと座り込んでいたその場から立ち上がった。

「待てよ。そうやってさ、自分を犠牲にしないでくれよ。やっぱり清加って俺と似てるな」

美華吏はそう言って私に笑いかけた。

美華吏と私が似ている?

いや、そんなわけない。

私はただやらされているだけの運動も勉強もみんなの平均近く。めんどくさがりな性格のせいで母に怒られてばかり。おまけに今は友達からもまるで裏切られたかのように仲間はずしにされてるし、鞄や上履きは佳奈達に捨てられるばかり。

それに対して美華吏はバレーが得意で前に聞いた話だけど勉強は数学以外は得意らしくてその上誰にでも優しく接することができる。その心は繊細すぎて優しすぎる。

そんな私達が似ているわけない。

「どういうこと?」

「俺さ、父さんに優しすぎるって言われたことがあるんだ。それと同じで清加も優しすぎるんだよ」