この曇り空は私と似ていた

いじめられたっていいって自分に言い聞かせて怯えている心を必死に保とうとしていた。

なのに……。

その心を傷つけていたのは私自身だったんだ。

「最初に言っただろ?いずれ壊れるって。清加はさ、ついさっき自殺しようとしていたろ?なら壊れたも当然だ」

確かに私は最初いじられているわけじゃないからそんなことないってスルーしてた。

いずれわかるってこういことだったんだ。

自分でも傷つけて他人からも傷つけられてそりゃ自殺したくなるのも当然だよね。

私はそう思いながら埋めていた顔を上げた。そして美華吏の方を向く。

やはり彼は今にも泣きそうな顔をしている。

どうして……?

「俺さ、他の人が辛そうにしているとこ見てたらいつもこうなるんだよな」

そう穏やかな口調で言って制服のポケットからティッシュを取り出し、今にも溢れそうになっている涙を拭った。

もしかして……私のために泣いてるの?

私はまだ泣いてないのに本当はどっちが辛い思いをしているのか、わからなくなってしまうじゃない。

そう思っていれば私の瞳からも雫が零れた。

やはり美華吏は優しすぎる。