水縹色(みはなだいろ)の春【1】

るいと言い合いをしたあの日から、私はるいと口を聞かなくなった。

「それでねぇ〜るいがめちゃくちゃ性欲強くって、昨日2回もしちゃったの〜。」

るいの彼女がわざと大きな声で話をしている。

喧嘩も強くて、学校一モテるるいの彼女となったものだから羨ましいでしょうと言わんばかりの笑みを私達に向けた。

それを見てさなの怒りは爆発していた。

しかし、前みたいに手が出ることはなかった。

どうやらあの後るいに、これ以上喧嘩を売ってくんなと忠告をされたらしい。

さなとも、あれ以来完全に口を聞かなくなった。

私達とは違うグループに入り、私とこころの悪口を言いふらしていると噂で聞いた。

私たちの関係がだんだんと崩れはじめた。

「みおちん、大丈夫??」

落ち込んでいる私を、こころが励ましてくれる。

「大丈夫♪…ごめんね、私のせいでこころまで巻き込んじゃって…。」

こころは首を横に振って、私の背中を優しく撫でてくれた。