るいが学校に来なくなって2ヶ月が過ぎた。

たまに学校に来たと思えば、ホームルームが終わったら早退。

花火大会の日以来会っていない。

話したいことが沢山あるのに…。

「みおちんおはよ♪朝から暗い顔してるぞ〜。」

ここんとこ元気が無かった私をこころがいつも励ましてくれる。

こころ、ありがとう。

「マジ腹立つ!!!」

そう言って、階段からさなが不機嫌そうに歩いてきた。

なにやら凄い怒ってるようだった。

「どうしたの〜?」

と、こころが聞いた。

すると、

「隣のクラスの松井華(はな)。マジでムカつくわ。」

松井華…。

可愛くて凄くモテるけど、悪い意味で男に関しての噂が沢山ある子。

「その人がどおしたの?」

私はさなに聞いた。

「その女、るいと付き合ってるらしい。」

えっ?

るいと…?

「松井華しばいてくるわ。」

待って…。

全然話についていけないよ…。

嘘だよね?

だって、だって…。

ー俺やっぱり
お前のことすきかもしんねぇ。ー

頭が鉛のように重い。