明るく陽気な式だった。たくさん笑い、食べて、喋って、時間を忘れた。
指輪の交換や誓いのキス、ケーキ入刀やファーストバイトという挙式披露宴で行われるイベントはひと通り行われたけれど、堅苦しくなく笑いの絶えない式だった。
父と越野支店長は嬉し泣きをして、支店長の奥様に落ち着きなさいと叱られていた。
私を古くから知る地元の人たちはかわるがわる写真を撮りにきて、みんなも喜んで泣いてくれた。
撫子さんと何枚も写真を撮って、恭さんと連さんはお祝いだと学生みたいな勢いでシャンパンを飲み比べていた。
真緒さんがこっそり、想い人を紹介してくれた。私よりひとつ上の部下の男性は、以前の真緒さん結婚阻止の御礼を言い、自分が彼女を幸せにすると約束してくれた。
文護院頭取ご夫妻も、本店営業部の行員たちも、本部の役員たちも、よく笑い喋って楽しそう。
美雪と抱き合って泣いたとき、私はようやく自分の荷物をここでひとつ降ろせるような気がした。
美雪がいつか好きな人を見つけ、将来を誓い合う日がきたら、またひとつ荷物を降ろせるのだろう。
「幸せだなあ」
連さんが私の横で言った。招待客とかわるがわる写真を撮り、お話をする合間、ふとふたりきりで見つめ合う。
「もっと対外的なお式の方がよかったのではないですか?」
「それは撫子のときにやったしな。それに、次期頭取内定のパーティーは改めて計画するから、安心しろ」
指輪の交換や誓いのキス、ケーキ入刀やファーストバイトという挙式披露宴で行われるイベントはひと通り行われたけれど、堅苦しくなく笑いの絶えない式だった。
父と越野支店長は嬉し泣きをして、支店長の奥様に落ち着きなさいと叱られていた。
私を古くから知る地元の人たちはかわるがわる写真を撮りにきて、みんなも喜んで泣いてくれた。
撫子さんと何枚も写真を撮って、恭さんと連さんはお祝いだと学生みたいな勢いでシャンパンを飲み比べていた。
真緒さんがこっそり、想い人を紹介してくれた。私よりひとつ上の部下の男性は、以前の真緒さん結婚阻止の御礼を言い、自分が彼女を幸せにすると約束してくれた。
文護院頭取ご夫妻も、本店営業部の行員たちも、本部の役員たちも、よく笑い喋って楽しそう。
美雪と抱き合って泣いたとき、私はようやく自分の荷物をここでひとつ降ろせるような気がした。
美雪がいつか好きな人を見つけ、将来を誓い合う日がきたら、またひとつ荷物を降ろせるのだろう。
「幸せだなあ」
連さんが私の横で言った。招待客とかわるがわる写真を撮り、お話をする合間、ふとふたりきりで見つめ合う。
「もっと対外的なお式の方がよかったのではないですか?」
「それは撫子のときにやったしな。それに、次期頭取内定のパーティーは改めて計画するから、安心しろ」



