「わーい!」

「プールだぁっ!」

「水遊び大好きぃ~っ!!」


水の大国カルディナディアでの晩餐会が終わり、私たちはみんなで素敵なホテルを借りて出発前のバカンスを楽しんでいる。


「見てぇー! レイスが飛び込み台に上ってるわ!」

「見ててぇ~!!」


ガチムチなレイスがきちんと上下の水着を着て、高い飛び込み台で膝を擦り合わせていた。


「……」

「逃げて」


ギョッとしていた私の手をライラが掴んだ。
髪を結い上げて純白の水着姿という、とんでもなく可愛い格好をしたライラと一緒に水の中を歩いてプールサイドに上がる。