バディーアがみんなに紹介してくれると言うから期待と緊張を昂らせてきたのに、居住階にある大きな食堂は、完全に出来上がった人たちで溢れていた。


「もっと酒もって来~い!」

「みんなぁー! 殿下が脱ぐぞぉぉおおッ!」

「おおおおお!」

「きゃあぁああぁぁっ!」

「でーんーか! でーんーかっ! でーんーかッ!!」

「ははははは☆彡」


ああ、食卓に乗ってバスィーム王子が脱いでる。


「いつもこんなよ。早く慣れてね」

「……はい」


そうだ。
驚いたら負けだ。