「……うぅ」


こんな事なら、行きますって答えるんじゃなかった。

あのときは興奮していたし、外国に行って外国人とネイティブなお喋りをする素晴らしい展開で頭がいっぱいだった。


「さあ、行くぞ!」


──ヴ ワ ン ッ !!

 
加速した。
空に、吸い込まれていく。


「……」


ああ、そうか……私が星になるのだ。