「では私が殿下役を」

「あらぁ~、じゃあアタシが適任よねぇ~♪」


私の隣にバディーアが来て、バディーアの背後にレイスが立った。
この展開についていく自分が理解できない。


「ダリヤァン♪ アイシテル!」

「アタチモ、アイチテルワ!」


なにこれ。
え、なにこれ。

ゴゴゴゴゴゴゴ……


「!?」


ルゥルゥが、カウンターからこっちを見ていた。

ああ……やらかした。
あの人がいちばん恐い。