「調子はどうか聞きに来たが、今なんて?」 「その椅子に座ってはいけません」 「おお、もう喋れるな! さすがだ☆彡」 「頭のいい人達が機械的に作ったとても理論的で理解しやすい言語です。単語さえ覚えてしまえば日常会話はわけないですよ」 「そうか☆ 今夜から食後にサピ会話講座を頼む」 「わかりました」 チュッ。 「……」 脳天にキスされて、せっかく詰め込んだサピエタ語がぜんぶ蒸発した。