シャツのボタンを止める音だけが聞こえる。 そして時計の針の音。 私は何もすることもなく、暗闇で真っ黒に染められた天井を見ていた。 きっと私の心もこんな風に真っ黒なんだ。 自分で制御ができなくて、そこの見えない沼にハマっていくの。