「いやー極端だなって」 「あとさ、それじゃ俺が嘘ついた意味なくない?」 笑って目尻を拭う羽崎。 「―― あんたが…… 羽崎 拓(たく)が嫌いだから。こういう方法にしたの!」 口にした言葉とは正反対な気持ちが心を包む。 視界がなんだか狭まる。 数秒後自分が無意識に笑っていることに気づいた。 「そっか。うん」 「うん」 羽崎も笑って頷く。 その羽崎の目に少しだけ光が灯って見えたのはきっと気のせいだろう。 空が青かった。 久しぶりに心から笑えた。