なにも映してないその瞳、ただ私を視界にある“もの”とだけしか捉えてないその瞳にまたも苛つきながら私は1つの答えに辿り着く。


(コイツ、最後のこの質問の為だけに!今まで私に質問してきたのか!)


今まで私はコイツの手のひらで見事に踊らされていたのだ。


それにやっと気付いた私。


(こんな茶番に気付かないなんて)


溢れすぎた怒りに私は羽崎の手を払いのける。


“やっぱり”とでも言うように全く底が笑ってない目を細める羽崎。


もう隠す気がなくなった私は羽崎を睨み付ける。


「ははっ。怖いね。くわばら、くわばら」


羽崎の反応からしておそらく鬼のような形相になっているだろう。