私がその上下するリュックを見ながら滑らないのだろうかと考えていた時。 「ねぇ、委員長」 唐突に前を歩いていた羽崎君が足を止めて振り返る。 「はい?」 雨のせいか少し肌寒く、暗い廊下に私と羽崎君の声が響く。 いつの間に周りには誰も居なかった。 雨が窓を打つ。