幼馴染に恋をして(心愛ver)


藤原が自発的にアルコールを呑まなければ、私の計画は実現不可能。
じゃあ、このまま手をこまねいている?
もう、時間がなかった。
後、何か月かしたらあの子も同じキャンパスに通う。
一か八か、自分で酔っぱらい、同じマンションに住んでいる
藤原に送って貰う・。
それで・・フイに唇を奪い告白する。
酔った一連の行動で免罪になるかもしれない。
私の気持ちに気が付いて、意識してくれるかもしれない。
一夜の過ちは期待できないけれど、ファーストキスは・・
そうしたら私を、一生覚えていてくれるかもしれない。
そう思った。
何杯かアルコールを呑み、その後はウーロン茶。
そして酔っている体で、藤原達に話しかける
「斉木 呑み過ぎ・・」
「心愛ちゃん大丈夫?」なんて声が何人から、聴こえる
「大丈夫、大丈夫、酔っぱらっても、藤原と帰る場所が同じだから
最悪、藤原 おんぶして帰って~」
藤原の反応を、酔ったふりをしながら見る
「ムリムリ 俺、用事あるから・・」
「冷たい~ 幼馴染 放置プレイですか?」
「そうよ、藤原君、同じマンションなんでしょう送ってあげてよ」
「勝手な事言うなよ。俺は用事がある。」
私はその言葉に鼻の奥がツンっとした。

ギリギリまで頑張るけれど、多分この計画は失敗だ。
藤原がソフトドリンクをチョイスしていた時点で、結果は見えていた。
あの子がいなければ・・私の心を、どす黒い何かが支配する。
結局藤原は、20時少し過ぎの、お開きになる前に消えた。
正確には消えようとしていた・・
多分、私を押し付けられる雰囲気を感じ取っていたから。
私も藤原の後を直ぐに追う。
一緒に帰りたかったわけじゃない、何処に行くのか知りたかった。