大学生になり、私はバスケットボールのサークルに入った。
唯一 斉木 心愛の名残。
そして大学生らしく、カフェでアルバイトも始めた。
そのバイト代は美容院の縮毛矯正、カラーリングと、
ハイブランドの洋服代に消えていた。
本当は睫毛のエクステもしたかったが、
それは社会人になるまで、付け睫毛で我慢する事にする。
アイラインを入れると垂れ目も少し引き締まるし、
涙袋もお化粧でなんとかなる。
自分で言うのも何だが、本当にあの子に似ていると思う。
これなら藤原も私を見てくれえる筈。
しかし、残念なことに医学部の藤原とは一般教養課程さえ余り一緒にならず、
同じキャンパスに居るのに中々会えないでいた。
焦りばかりが私を不安にさせていた。
そんなある日、サークルに顔を出すと
「君、昔と雰囲気が変わったね」と話しかけてきた人が居た
{????}
「俺の事覚えていない?」
「はい。」
「冷たいな~君が中学1年で女バスに入った時、
中学3年で男バスに居た 岩見 正輝」
私は一生懸命思い出す・・
「あっ 元キャプテン・・」
「そう。漸く思い出した?」
「う~ん?でも 先輩二回生ですよね?計算が合わないような・・」
「そこはスルーして・・」
「もしかして留年ですか?」何も答えない先輩。
後から聞いた話だと、休学してバックパッカーで、
海外を一年間かけて旅をしていたと言う事らしい・・
先輩がもう一度
「雰囲気も顔も昔の方が良かったのに、どうして?」
「たんにイメージチェンジです。私も大学生なので、
メイクやファッションを楽しみたいと思いまして」
「前の方が良いって友達に言われない?」
チクっと痛んだ胸には、気が付かなかったフリをする。
クルミちゃんとは喧嘩した訳では無いが、
私が段々あの子に似てくると
「前のココアが良いよ」の言葉に傷つき、距離を取っていた。
それでも学食で会えば4人で、お昼を食べる事もあったけれど、
私の外見については、何も言わなくなってしまった。
私もそれに呼応するように、藤原への想いを口にしなくなった。
だから、そんな風に外見を言われるのは、久しぶりで少し驚いた。
嫌だな~と思う反面、何とも形容しがたい感情も沸いた。が、
「先輩、意地悪ですね」としか言い返せなかった。
大学に居る皆がキラキラしている。
私だけ時が止まっている・・
自分が何になりたいのか、なれるのか、
考えもしないで、ただ今日は藤原と会えるのか?
話せるのか?そんな事ばかり考えている。
バイトしてサークルに行って、フリマアプリ眺めて、
あの子と離れている今しかチャンスが無いのに、
全然進展しない人生にもがいていた。
そんな中、岩見先輩はちょくちょく私にちょっかいを出してくる
「付け睫毛必要?ゴミつきそう」
「そんな髪の毛重たくて 貞子みたい」と言われた時は
「そんなに長くありません!」とは口にしたけれど、傷ついた。
確かに黒くて真直ぐだけれど、長さも肩より少し長いくらいで、
貞子と言われるなんて・・
“ぐさり”と胸に刺さる言葉を向けられるけれど、
クルミちゃんと昔はしていたテンポ良い会話が、
懐かしく、悪い気ばかりではなかった。
それでも藤原に対する想いも、あの子に抱く感情も変わらないどころか、
(幼稚な約束)だけで縛り付けている・・と腹立たしさが増していた。
唯一 斉木 心愛の名残。
そして大学生らしく、カフェでアルバイトも始めた。
そのバイト代は美容院の縮毛矯正、カラーリングと、
ハイブランドの洋服代に消えていた。
本当は睫毛のエクステもしたかったが、
それは社会人になるまで、付け睫毛で我慢する事にする。
アイラインを入れると垂れ目も少し引き締まるし、
涙袋もお化粧でなんとかなる。
自分で言うのも何だが、本当にあの子に似ていると思う。
これなら藤原も私を見てくれえる筈。
しかし、残念なことに医学部の藤原とは一般教養課程さえ余り一緒にならず、
同じキャンパスに居るのに中々会えないでいた。
焦りばかりが私を不安にさせていた。
そんなある日、サークルに顔を出すと
「君、昔と雰囲気が変わったね」と話しかけてきた人が居た
{????}
「俺の事覚えていない?」
「はい。」
「冷たいな~君が中学1年で女バスに入った時、
中学3年で男バスに居た 岩見 正輝」
私は一生懸命思い出す・・
「あっ 元キャプテン・・」
「そう。漸く思い出した?」
「う~ん?でも 先輩二回生ですよね?計算が合わないような・・」
「そこはスルーして・・」
「もしかして留年ですか?」何も答えない先輩。
後から聞いた話だと、休学してバックパッカーで、
海外を一年間かけて旅をしていたと言う事らしい・・
先輩がもう一度
「雰囲気も顔も昔の方が良かったのに、どうして?」
「たんにイメージチェンジです。私も大学生なので、
メイクやファッションを楽しみたいと思いまして」
「前の方が良いって友達に言われない?」
チクっと痛んだ胸には、気が付かなかったフリをする。
クルミちゃんとは喧嘩した訳では無いが、
私が段々あの子に似てくると
「前のココアが良いよ」の言葉に傷つき、距離を取っていた。
それでも学食で会えば4人で、お昼を食べる事もあったけれど、
私の外見については、何も言わなくなってしまった。
私もそれに呼応するように、藤原への想いを口にしなくなった。
だから、そんな風に外見を言われるのは、久しぶりで少し驚いた。
嫌だな~と思う反面、何とも形容しがたい感情も沸いた。が、
「先輩、意地悪ですね」としか言い返せなかった。
大学に居る皆がキラキラしている。
私だけ時が止まっている・・
自分が何になりたいのか、なれるのか、
考えもしないで、ただ今日は藤原と会えるのか?
話せるのか?そんな事ばかり考えている。
バイトしてサークルに行って、フリマアプリ眺めて、
あの子と離れている今しかチャンスが無いのに、
全然進展しない人生にもがいていた。
そんな中、岩見先輩はちょくちょく私にちょっかいを出してくる
「付け睫毛必要?ゴミつきそう」
「そんな髪の毛重たくて 貞子みたい」と言われた時は
「そんなに長くありません!」とは口にしたけれど、傷ついた。
確かに黒くて真直ぐだけれど、長さも肩より少し長いくらいで、
貞子と言われるなんて・・
“ぐさり”と胸に刺さる言葉を向けられるけれど、
クルミちゃんと昔はしていたテンポ良い会話が、
懐かしく、悪い気ばかりではなかった。
それでも藤原に対する想いも、あの子に抱く感情も変わらないどころか、
(幼稚な約束)だけで縛り付けている・・と腹立たしさが増していた。



