「あ!美央!おはよー!」 「おはよ!桜ー!」 アイツにキスされた翌日の教室。 それまではいつもと同じだった。 2時限目。 「山本、昼休み、屋上に来てくれないか?話したいことがある。 真央」 行くわけがない。 …と思っていたのに。 「美ー央!お昼食べよ!!」 「ごめん!桜!ちょっと行くとこあるから!先食べてて!」 なぜか足が勝手に屋上へ向かっていた。