「そうか。…似合ってるよ。」
内心、緋奈がかわいすぎて俺がどうにかなりそうだけど。
緋奈の頭をふわりと撫でて、出来るだけ平然を装って冷静に褒めた。
すると俺のその言葉で、わかりやすいくらい表情が明るくなった緋奈。
「あっ、ありがとう…!」
両頬を抑えて嬉しそうにしている様子に、思わず口元が綻ぶ。
本当、かわいいんだよなぁ…。
そして俺は…もはや下着同然の緋奈の姿を見て、頭が蒸発しそうだ。
肌は全体的にきめ細かくて真っ白だし、腕も腹も脚も細いし、でも凹凸のない体つきってわけじゃなくて…。
それに、極め付けは高めの位置のポニーテール。
基本的に緋奈の姿は髪を下ろしていてもアレンジしていても、制服でも私服でもなんでも俺の好みなんだけど。
今日の姿は、普段は見ることのできない姿だからか今までで一番衝撃的で…好みかもしれねぇ。
俺の好みのどストライクをついてくる緋奈に、ため息をつきたくなる。


