「あっ……亮ちゃん、いい」

明日香の家でも亮太が来ていた

「くっ……明日香…時間」

「あーん、また時間?やだよ〜」


明日香は本当に積極的だ


「はぁ、1本電車遅らそうよ〜
今日は帰ったらお母さんいるもん………
んっ、んっ……」

「……1本だけだぞ……」

「うん!亮ちゃん、亮ちゃん……大好き」



明日香はショートカットだから亮太はキスマークはつけないようにしていたのに、夢中になり過ぎた

「ごめん……」

亮太が首筋をさわる

「亮ちゃんが愛してくれた証拠だから謝らないで、服を替えるよ、お姉ちゃんの見てくる」

海斗に少し遅れるとLINEを送っておいた

ハイネックのセーターを着て戻ってきた

「よし、行こう」

2人は少し遅れてみんなと合流した

みんなに、冷やかされていたけど

「全員揃ったので乾杯します、2日間お疲れ様でした」

『お疲れ様〜』

「卒業まであと僅か、いい思い出作っていこうぜ、乾杯〜」

『カンパーイ』



大きな学校行事は終わった

これからはほぼ全員受験モードだ



海斗と亮太は毎日塾に通いつめる

模試も合格ラインに入ってきていた