いつもの部屋のつもりで抱きついちゃったけど
ホテルで2人ってことよね……

緊張してきた

亮ちゃんの心臓もバクバクいってて速い

「明日さ、何時に出るの?」

「6時だけど……明日香は今日は何時まで遊べる?」

「うちは特に門限はないから……遅くなるなら連絡さえすれば」

「そんなこと言われたら帰したくなくなっちゃうじゃん(笑)明日香となら一晩中しゃべってられるしな」

亮太は明日香の頭を横に置いて起き上がった

部屋のテレビをつけるとクリスマス特番のお笑いをやっていた

制服のブレザーを亮太は脱いだ

明日香の身体がビクッとなるのがわかった

「あっ……確かに亮ちゃんとなら
ずっと話せれる……よ、それにテレビもあるしね、一緒に見れるし」

少し早口で亮太の顔を見れてない明日香がいた


「……部活終わりだからシャワー浴びて着替えるからテレビでも見てて……

明日香が怖がることないよ、何もしないからリラックスして、帰りもちゃんと送るし……」

亮太は着替えを出してバスルームに行く


怖がってる?私が?

何もしないってどういうこと?キスも?

亮ちゃんはシタくてここに連れてきたんじゃないの?

だとしたら私もついてきちゃって……

本当に嫌ならホテルに入る前に拒否るべきだったんじゃ……


私はどうしたいのかなぁ……

亮ちゃんのことは好き

いつも優しいし私の事を優先に考えてくれる

今日もこんな素敵なアクセサリー貰っちゃった


……いつもブレザーなんて私の部屋で脱いでるじゃん、何でびっくりしたのかな?

無意識にやっぱり怖がってたのかな

うーん……