夜、母さんにサポーターを持ってきてもらった

無理はしない事と言われた


部屋に戻ると仲間が話している

「クリスマスに合宿ってつらくね?」

「つらい、彼女の機嫌が悪くてさ、何かプレゼントでもあげないとだよ」

「やっぱ、アクセサリーじゃねぇの?」

「金がねぇよー」

「部活組ってバイトできないからきちいよな」

「でも、彼女は欲しいってか?(笑)」



「海斗は彼女に何かあげるのか?」

「あげないかな、新学期まで会わないと思う」

「えー、堪えれるのかよ」

「何にだよ!」

「それってお互いちゃんと好きなのかよ」

「彼女は何も言わねー?」

「うん」

「えー、マジか、相手誰だよ」


「……同じクラスの成田菜々美」

今回は名前を出した

もうクラス公認だし、半年も過ぎた、菜々美も抱いたし隠すのは逆に菜々美に失礼だ

「あー、頭のいい子」

「うん」

「入学式に見てから見てないや」

「特進はクラスが離れてるからな、あまりわかんねぇわ」

「支えてくれるタイプだよね、菜々美ちゃんは……俺、振られたし」

「剣也を振ったのか」

「賢くて控えめな世話好き美人だよ」

海斗は軽く惚気けた