第二章 松の花 (運命の出会い)
菜花「....え?ここどこ?私、え?」
さっきまで私いつもの道歩いてたよね?
アスファルトの上だったよね?
なんでここ地面が土なの....?
しかもこれって今、朝?
さっきまで日が沈んでたじゃない。なんで空が明るくなり始めてるの?

菜花「私歩いてる途中で寝ちゃったとか!?」
いやいや、そんなことある訳ないよね
菜花「あはははー。どうしちゃったんだろ私。」
1人ボケて1人ツッコミ悲しいよ。

浪士「お嬢ちゃん。南蛮人かい??なんだその服装は??」

菜花「え?南蛮人?普通にセーラー服じゃない??何が変なの??」

浪士「セーラー服?なんだそりゃ?エゲレス語か!?おいおい怪しい奴だな!こりゃ〜切るしかないな!」

はいー?!なんなのこの人、急に絡んできて切るとか言ってるし!
ニタニタ笑って気持ち悪い!

菜花「別に私は怪しくないです!南蛮人とかよくわからないけど、普通に日本人です!」

浪士「うるせぇーなー。ん?なんだその耳飾り?高く売れそうじゃねぇか。それを俺によこすんだったら命くらいは助けてやるよ。」

菜花「ダメです!これは母親の形見なんです!絶対譲ることは出来ません!」

浪士「はー?!うっせぇな!だったら力づくで奪うまでよ!」