2人は別れて別々の道は歩く。これが最後の会話になるとは知らず。

菜花『相変わらず美桜は面白いな。可愛いし、意外とすぐに彼氏出来ちゃいそう。私も彼氏できるのかなぁ。』

クスっと笑いながらちょっとした妄想をしながら菜花は黄昏時の道を歩く。

?「......か....」
菜花「ん?美桜?」
?「.....のか....」
菜花「なに?だれ??みおー??」
?「....のか....!!」
菜花「やだ!!だれ!!?」


      ?「........なのか!!」

菜花「!?!?」

菜花の周りに急に明るくなり、散る桜の花びらが菜花を覆い隠す。
きらっと光るものが見えたのを最後に菜花の意識は遠のいていく。


その瞬間、菜花はいつも帰り道から姿を消した。