「なんやて!?明徳が名古屋第一と試合やて!?」

帰宅後、家の近くをチビダンク(未茉の飼い犬)3匹を連れて未茉と静香は走ってると、
「ああ。来週の連休にうちでやるってよ。」

「ほんまかいな!!?湊のやつああ見えて仕事が早いやないか!!!」
「あ?」
「うちのためにセッテイングしてくれたんやろ!?」
「ちげーよノムさんが」
「なんやもううちの運命の恋のロードは始まとるんやなぁ!恋も二度目ならいうもんな」←目を輝かせて何も聞いていない。
「始まんねーと思うぜ。」
無視して速度を上げ置いてく未茉。

「なんやとぉぉ未茉ぁぁ!!」
ワンワンキャンキャン!!暴れる静香に激しく吠え出す犬達。



『あ、珍しく電話でた。』
「おう!今帰ってきたぜ。」
家に到着するとちょうど鳴っていた翔真の電話に出ると、
『未茉ちゃんが電話に出てくれるなんて何か月ぶりだろう…』
こんなことにもいちいち感動するかわいそうな彼氏・翔真である。

「あんま長電話できないぜ。今ママいねぇから洗濯回さねぇと。」
『ああ、まだ代表の遠征中だっけ?』
「そ!でなんだよ。用件!」
『・・・。別にないんだけどね…未茉ちゃんの声聞きたかっただけだから。』

「じゃ、もう用は済んだか?」
『・・・。』


「あ、そうだ!こっちは用件あったぜ!!」
『え!なに!?』←嬉しくて電話なのに身を乗り出す翔真。


「いつする?SEX」


『は!??』←飛んでもない一言を平然とぶっこむ彼女に飛び起きて驚く翔真。

「あのおもちゃ次は静香が使うから返せって。催促されてよ!」
「え、使いまわし・・・?」