「新川さんって不破さんと付き合ってるんじゃないの?」
話をそらすように三上が不思議に訪ねると、未茉はららからなんとなく聞いたことを思いだす。

「よくわかんねーけど、なんか不破が誠実じゃなくて想汰の方が誠実だとかなんとか言ってたぜ。」


「なんやあの女好かんな。うちに惚れて傷ついた不破と想汰さんの両天秤かけとるっちゅーことだな。」

「おい、不破って静香のこと好きだったのかよ?悪趣味もいいとこだな。」
未茉は身体をつっつき翔真に聞くも、
「さぁ・・(全く)聞いたことないけど…」小声で答えた・・・。


「あのしょっぼい女じゃ中々一人の男を夢中にさせるほどの女としての魅力ないんやろ!」
がははっとするめを食べながら、ビールを飲みだす静香に、
「うっ・・するめくさい」と鼻を押さえる三上。

「しゃーないな!!うちが不破を傷つけた責任はあるしな!ほな慰めたるで!!この膨満で色気ムンムンの胸の中でな!!湊!!連絡とっといてや!!」
「え・・・。」
「早めにやで!グズグズしとったらうちの気が変わるか、他の男に言い寄られてしまうやろ!!うちに惚れてる男は東京にも星の数ほどおるやからな!!」
「う…ん・・・」