いつか笑って話せるときがくる


学校に向かう道中、私はいつも寄る公園に行った。

理由は、疲れたから休憩したいわけでも

もちろん遊びたいからでもない。

普通にいけば片道30分もかからずに行けるのに、私は途中でトイレ休憩にわざわざ寄ったのだ。

公衆トイレ。

普通の女子高校生なら嫌がるかもしれないけど

私にとってはなくてはならない場所だった。


もうあと10分もかからずにつくのに

その10分が私には長くて

数十分トイレから出られなかった。


結局、1時間30分もかけて学校に到着した。


はぁーー


私は大きなため息をついて

下駄箱に靴を入れた。