「なぁ、、うるせぇよ」

目線を下に落として足をプラプラさせていた私はその低く機嫌が悪そうな声にパッと顔を上げた。





え、すご、




まわりに群がり騒いでいた人達が一斉に散り、群がりの要因の人達が見えた。


それでも私は誰なのか知らなかった。



まぁ、いっか!!

そう思って棚から降りた私は自分の席へと足を進める。



すると何故か周りの人達からびっくりされている。




え、なによ。
私何かおかしいことした??


「ねぇ、君怖くなかったの?」


頭にハテナを浮かべていた私にそう声をかけてきたのは、群がられてた男4人のうちのひとり。


男にしては可愛い顔をしていて柔らかな茶色の髪をしている。




なんか、ふわふわだなぁ、、触りたい。

それに可愛いし。甘いのとか好きそうな人だし。



是非お友達になりたいタイプの人!!

「ねぇ、、聞いてる?」


ハッ!!無視してた!


「聞いてます!!...で、何が怖いんです?」

さっきから居たけど怖いことなんてなかったはずなんだけど、、。


「こいつだよ、さっきの言葉でみんな逃げたのにさ。なんせ殺気出てたし」