君を好きだと言えたら
君を愛していますと言えたら
どんなに楽なのだろう
同じ性別だから
私達は無理だよって
君も悲しそうに言うんだ
性別ってそんなに関係あるのかな
性別ってそんなに罪なことですか?
同じ性別同士で付き合ったらいけないんですか
好き同士では行かないんですか
ねぇ、答えてくれませんか?
神様
世界は残酷で
世界はあまりにも悲惨で
冷たくて苦しいのです
俺が男だったら
俺が君と同じ性別じゃなかったら
ぐるぐる回る視界と脳内
支配される悲しみに耐えられなくなる
だから君の前では俺は俺を演じて
大丈夫、そうだよねって答えるんだ
さようなら
俺の好きな人
君は泣きながら謝るんだ
ごめんね、私なんかをって
やめてくれ
俺の好きな人の悪口は言わないでくれ
君は去っていく
俺を置いて
君は出会うんだろう
俺じゃない
知らない男と
俺はそれを見て、ただただ
切なそうに見ているのだろう
君の晴れ姿を
君の晴れ舞台を
俺は笑って見ていられるのかな
その隣が俺であればなんて
淡い期待を持ちながら
そうやって
俺は夢を見てるんだ
真反対だとしてもまだ、君を好きでいても
いいですか?
こんな俺でも好きでいてもいいかな?
なんてね