「それはお前が大人になるってことじゃなくて、俺が子供化してやるってことだよ!」

 そう言いながら、優馬も追いかけてくる。

「最高じゃん! ガキとガキ。お似合いだよ!」

「自分のことだろ!」

「ちょっ、私さっき走ったんだよ? 疲れてんだよ? 加減を知らないの?」

「休憩したろ?」

「足は疲れてんのー! ばかー!」

 別に、戻らなくても良いのかもね。

 戻るんじゃなくて、1年待とう。
 …いや、別に、このままでも良いや。

 私、やっぱり優馬といる時間が1番好き!