大学病院では、昇平が待ち受けてくれていた。
「美衣子、妊娠7週目、子宮内の正常妊娠だ。心音わかるか?」
ドドドドドという、力強く速い音。
「…心臓、もうこんなに動いてるの?」
「そうだよ。しっかり動いてる。美衣子、おめでとう。良かったな。」
「うん……昇ちゃん、ありがとう〜。」
内診が終わって、優も診察室に入ってきた。
「優、よくやった! ありがとうな。」
「昇ちゃんのおかげだ。ありがとう!」
「2人とも、俺が主治医でいいのか?
俺、まだ4年目の大学院生なんだけどな。一応、外来枠は持ってるけど…。」
「うん。昇ちゃんにお願いします。優もいいよね?」
「もちろんだよ。昇ちゃん、宜しくお願いします!」
「……わかった。ちゃんと指導医の先生がつくから、安心してほしい。
それでだな、いくつか注意してほしいことがある。美衣子の子宮は通常の形と少し違って、弓状子宮になっているんだ。着床には問題はなかったけど、逆子になるケースはある。もちろん可能性があるだけで、殆どが正常に産まれる。ただ、逆子のために帝王切開になるかもしれない、と言うことだけは頭に入れておいてほしい。
そして、これは誰にでも当てはまる当然のことだけど、無理は絶対にしない事。お腹が少しでも張るようなら、横になって休んで。ストレスも溜めない。あと、園児を抱っこするのもやめてほしい。出来るか?」
「美衣子、妊娠7週目、子宮内の正常妊娠だ。心音わかるか?」
ドドドドドという、力強く速い音。
「…心臓、もうこんなに動いてるの?」
「そうだよ。しっかり動いてる。美衣子、おめでとう。良かったな。」
「うん……昇ちゃん、ありがとう〜。」
内診が終わって、優も診察室に入ってきた。
「優、よくやった! ありがとうな。」
「昇ちゃんのおかげだ。ありがとう!」
「2人とも、俺が主治医でいいのか?
俺、まだ4年目の大学院生なんだけどな。一応、外来枠は持ってるけど…。」
「うん。昇ちゃんにお願いします。優もいいよね?」
「もちろんだよ。昇ちゃん、宜しくお願いします!」
「……わかった。ちゃんと指導医の先生がつくから、安心してほしい。
それでだな、いくつか注意してほしいことがある。美衣子の子宮は通常の形と少し違って、弓状子宮になっているんだ。着床には問題はなかったけど、逆子になるケースはある。もちろん可能性があるだけで、殆どが正常に産まれる。ただ、逆子のために帝王切開になるかもしれない、と言うことだけは頭に入れておいてほしい。
そして、これは誰にでも当てはまる当然のことだけど、無理は絶対にしない事。お腹が少しでも張るようなら、横になって休んで。ストレスも溜めない。あと、園児を抱っこするのもやめてほしい。出来るか?」



