「ミイちゃん、あなた優くんと別れたって………誰かお相手はいるの?」

「あ、えーと…」

「ちょうど12時だな。
多分もう家の前で待ってるはずだ。」

「えぇっ⁉︎ ちょっと、お相手を呼んでるの⁉︎ お母さん、なんの準備もできてないわよ⁉︎ お、お昼だって、2人の好きなハヤシライスなのよ〜! 
そんなの出せる? 
もっと早く言ってよ!」

母が軽くパニックを起こしている。

「あ、そんなに気をつかう相手じゃないから。」

息子同様に気を遣わない相手だと思うよ。

母がパニクってる間に、昇平が優を連れてきた。