きみの指先にともるひかり


「だから、私はいつも眠る前に願うの」

「願う?」

「そう。明日が優しいものでありますようにって。神さまは意地悪で叶えてくれないこともあるけれど。でもそうすれば、明日は大丈夫かもしれないって、私は思うんだ」

彼女がゆっくりと身体を離して、首を傾けて笑った。

彼女の指先が俺の前髪に触れた。

その温度はひどく優しくて、温かくて、俺の頰を涙がつたった。

彼女が笑って、人差し指でそれを掬う。