♔瑠奈side♔

翌日、私は部屋でクマのぬいぐるみを抱きながら南海とLINEしていた。

南海【へぇ、それって今も?】

私【うん……ねぇ、これってなに?】

話しているのは、湊翔くんのこと。

もう、頭から離れなくて大変なんです……。

南海【それは瑠奈が気づかなきゃ】

私【わからないから聞いてるの……!】

南海【大丈夫。もうそろそろわかるよ】

「わかんないから聞いてるのに……」

まったく……。

その時、

──ピンポーン♪︎ピンポーン♪︎

と、インターフォンが鳴った。