♔瑠奈side♔

翌日、私は光ちゃんと食堂に来てた。

「南海が休みなんて、珍しいよな~」

「だね。光ちゃんとふたりって久しぶり」

「昼はあんま一緒にいないし」

光ちゃんは人気者だから、よく男の子達と食べてるんだけど……。

今日は私ひとりだから、気遣ってくれた。

「お!瑠奈じゃん!ガキんちょも!」

ん?この声……。

「お兄ちゃん!」

「……ガキんちょ言うなよ!」

私たちの隣に座ったお兄ちゃんと、

「湊翔くんっ……!」

「こんちは。隣座っても大丈夫か?」