大袈裟な……。

「俺も」

一生、瑠奈といたい。

───

瑠奈と出会ったのは……高1の冬。

「はぁ?妹の勉強?」

「頼む!両親は出張でいないし、俺彼女二股してるのバレて話し合いあんだよ!」

いつものように教室でパンを食べてると、突然仁がそんなことを言ってきたんだ。

「いやいや、俺普通に彼女いるし。それに二股してるお前が悪いだろ」

「そこをなんとか……!妹、うちの学校にどうしても通いたいらしいんだよ!俺が勉強教えてるんだけど……どうしても頼む!」

マジか……。

女とふたりとか、勉強そっちのけにさせられそーでやる気失せる……。