『ユリア、初めまして。柊です。パパのお兄ちゃんだよ』


ユリアは、かなり驚いてる。


全く同じ顔が2人もいたら当然だよね。


私も、最初はすごく驚いたもんね。


懐かしいな…


『パパとおんなじ。じゃあ、ユリアの恋人は2人だね』


『ユリア、僕も恋人にしてくれるの?嬉しいな』


柊君、本当に穏やかな顔になってる。


夜になって、ユリアは眠って、3人で話した。


今夜は柊君は、ここに泊まる。


『柊、ワイン飲むだろ?』


『ああ、ありがとう。それにしても樹にあんな美味しい料理が作れたなんてな。本当に…最高に美味しかったよ。また食べに来ていいかな?』


『もちろんだ。仕事でこっちに来る時は、必ず寄ってくれ。いつでも大歓迎だ』


40代になって、樹も柊君も大人の色気みたいなのが加わって本当に素敵だ。


歳の取り方も似てるんだな…


『柚葉。元気で良かったよ。ユリアみたいな可愛い子を生んで…すごいね、柚葉は立派なお母さんなんだね』