『私…真奈にいつも助けてもらってます。なのに、私は何もしてあげれてなくて。真奈みたいな心の綺麗な子、いないです。だから…絶対に幸せになってもらいたくて。絶対…泣かして欲しくないんです』


『…そうだね。うん、ずっと悩んでたから、ちゃんと考える。考えて…真奈に結婚を申し込むよ』


良介君の顔が、パッと明るくなった。


それを見てたら、なんか…


真奈は、絶対に幸せになれるって…そう思えた。


『ごめんなさい。でしゃばってるのは、よくわかってます…余計なお世話ですよね。でも、私は、2人をずっと応援します』


『柚葉ちゃん、ありがとう。余計なお世話じゃないよ。本当に…感謝してる。小さいことにこだわる真奈じゃないのに…こだわってたのは俺の方だった。よく、わかったよ』


『良介君なら大丈夫。でも…浮気はダメですよ、絶対に。それをしたら、私、良介君を許しませんから』


『怖いな、柚葉ちゃん』