とりあえず今はプレゼントのこと考えようぜ、と言われて、おれはゆっくり立ち上がった。
「な、プレゼントだプレゼント。秋穂は? なにが好きなんだ?」
「わからない……。あっ、でも、デニムのものはなにかしら身に着けてるかも」
「へえ?」
「小学生のころは、シュシュとか。今も――」
本屋さんに行ったとき、デニムのお財布ショルダーなるものを使っていた。
「へえ。じゃあ、ブランドのジーンズの一本でもくれてやりゃあ、大喜びじゃね?」
「えっ、そんな感じ? そういうの贈るものなの、十三歳の誕生日って⁉」
「まあまあ、デニムが好きなんだろ?」
「そうだけど……。えっ、でも、サイズわかんない! てか、いくらするの⁉ ブランドってどんなのあるの⁉」
「まあまあ、あれじゃね? 諭吉様の三人もいれば買えるんじゃね?」
「三万⁉ ぎりぎり、溜めてるお年玉で買えなくもないけど……」
いやいや、と間瀬くんは笑う。「冗談だよ、冗談。いいんじゃね、普通にデニムの雑貨とかで」
「雑貨……」
「ほら、ペットボトルホルダーとかさ。あとはなんだ、ちょっとした小さいバッグとか」
「バッグ⁉」
「いや、そんな高価なもんじゃなくてさ。普通の雑貨屋に売ってるようなもんだよ。そんな高いもん渡されたら、逆に困るわ。少なくともおれが受け取る側だったら」
「デニムの、雑貨……」
「おう。なんでもいいと思うぜ? 普段使いできるような、何気ないもんなら。あんまりかしこまってると、使い道に困ったりするからよ。ストラップとかでもいいんじゃね? ほら、なんかくまのぬいぐるみみたいなのつけてる女子いるじゃんか、あんな感じでさ。てか、もらえりゃあなんでも嬉しいと思うぜ?」
試しにおれになにか渡してみるか、と目を輝かせる間瀬くんへ、嫌だよと返すと、ああそうかい、と口を尖らせた。
「な、プレゼントだプレゼント。秋穂は? なにが好きなんだ?」
「わからない……。あっ、でも、デニムのものはなにかしら身に着けてるかも」
「へえ?」
「小学生のころは、シュシュとか。今も――」
本屋さんに行ったとき、デニムのお財布ショルダーなるものを使っていた。
「へえ。じゃあ、ブランドのジーンズの一本でもくれてやりゃあ、大喜びじゃね?」
「えっ、そんな感じ? そういうの贈るものなの、十三歳の誕生日って⁉」
「まあまあ、デニムが好きなんだろ?」
「そうだけど……。えっ、でも、サイズわかんない! てか、いくらするの⁉ ブランドってどんなのあるの⁉」
「まあまあ、あれじゃね? 諭吉様の三人もいれば買えるんじゃね?」
「三万⁉ ぎりぎり、溜めてるお年玉で買えなくもないけど……」
いやいや、と間瀬くんは笑う。「冗談だよ、冗談。いいんじゃね、普通にデニムの雑貨とかで」
「雑貨……」
「ほら、ペットボトルホルダーとかさ。あとはなんだ、ちょっとした小さいバッグとか」
「バッグ⁉」
「いや、そんな高価なもんじゃなくてさ。普通の雑貨屋に売ってるようなもんだよ。そんな高いもん渡されたら、逆に困るわ。少なくともおれが受け取る側だったら」
「デニムの、雑貨……」
「おう。なんでもいいと思うぜ? 普段使いできるような、何気ないもんなら。あんまりかしこまってると、使い道に困ったりするからよ。ストラップとかでもいいんじゃね? ほら、なんかくまのぬいぐるみみたいなのつけてる女子いるじゃんか、あんな感じでさ。てか、もらえりゃあなんでも嬉しいと思うぜ?」
試しにおれになにか渡してみるか、と目を輝かせる間瀬くんへ、嫌だよと返すと、ああそうかい、と口を尖らせた。



