千柳様は私の顔を覗き込むと
私の頭を優しく撫でた。
「結婚はまだできないけど、
今度、二人だけで
永遠を誓っちゃおうか」
ふぇ?
「雪那はどんなチャペルがいい?
色とりどりのお花に囲まれたガーデン?
海が見えるところ?」
「気が早すぎます///」
だって私が高校を卒業するまで
1年以上もあるのに。
「その前に
お揃いの指輪を選ばないとね」
指輪まで?
「雪那のウエディングドレスは、
心美ちゃんに
デザインしてもらうのもいいよね?」
わわわわわ……
どんどん話が
具体的になってきちゃったよ!
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