蜜甘同居こじらせ中 その後 短編集




 千柳様への想い。


 言葉にするには膨大で。

 休みなくしゃべり続けても
 夜になってしまいそうなので。

 短い言葉に込めますね。



「千柳様、大好きです」




 千柳様好みの、
 歯が見えるほどの笑顔を添えて
 囁いた私。



 陰っていた千柳様の瞳が
 徐々に輝きを取り戻し。


 王子様みたいに優雅な笑顔が
 柔らかく揺れた。



「俺の方が、大好きだからね」