「せっちゃん、わかってる?」


 ゾンビ並みに低い、天音君の声。


「千柳さんがあそこまでダメダメなのは、
 せっちゃんの責任だからね!」


 天音君の目、濁ってる。

 怖すぎなんですけど……




 なぜ私が壁ドン状態で
 怒られているのか、全くわからない。



 だって私は、いつものように朝起きて。

 千柳様好みに全身を仕上げ。



 千柳様に喜んでいただけるように
 クラムチャウダー作ろうって

 心を弾ませ
 階段を下りてきただけなのに……