蜜甘同居こじらせ中 その後 短編集




「天音、心美に壁ドンすんなって!」


 さすがに俺の口から、文句が飛び出す。



 慌てて靴を脱ごうとする俺に。



「綺月君、あれ~?
 もう嫉妬しないって、
 証明してくれるんじゃなかったっけ?


 天音は俺を挑発するように。
 流し目で、俺をじろりと睨んだ。





 くっそ~。
 まだ、壁ドン状態って。


 天音と心美の顔の距離、近すぎだろ!


 幼なじみとか、
 精神安定剤の距離じゃねぇよな?