――綺月君には言えない、内緒の話し。



 私の部屋で、綺月君と二人きりの時。


 キスして欲しいなって思っても、
 恥ずかしくて伝えられなかったら。


 綺月君のポスターを、
 じーっと見つめるから……

 その時は……
 キスしてください……





 ひゃっ!

 なんてことを考えちゃったんだろう!

 恥ずかしい///





 蓮見さんの、宝部屋の真ん中で。


 綺月君のキスに含まれる、甘い毒が

 神経を溶かすように、体中に回ってしまい。



 唇を奪われたまま

 綺月君から
 離れられなくなってしまった私。


 

 幸せの毒に漬かりきっていて

 傍観者がいることに、全然気づかなかった。